阿蘇の資源を活かし、地域を守る碧水。

当地区(阿蘇市蔵原)には、踊り山神社という神社が古くからあり、周辺の蔵原、東黒川、坊中、北黒川の一部の4地区の水田を潤す膨大な湧水が存在していた神社であった。神社からは、名称にある碧水(へきすい)のように碧く透き通った水がこんこんとわき出ていたが、農地の水源を確保するため、ボーリング等による水源確保等により、湧き出る水量は年々減少していき現在は湧き出る状況ではない。また、農耕の神様が祭られており、豊作を願う祭りが現在も行われている。

このように、この碧く透き通った大量の湧水が大地を潤し、豊作に繋がる貴重な資源だったことから、地域の小学校は「碧水小学校」と名前がつけられていたが、平成24年度に広域統合により、「阿蘇小学校」と名称を改められたことから、地域では「碧水」の文字が薄らいでいった。

法人の名称を決める際に、水源が存在していた地区として「碧水」の名を残していく必要があると感じ、「農事組合法人 碧水」と命名した。

現在は、湧き出している状況ではないが、今でも周辺の農地を潤す水源として、品質の良い米、農産物になくてはならない水となって継承されている。

地域の特性

農事組合法人 碧水(蔵原地区)の農地の位置は、阿蘇市の中心部に位置し、周辺は、阿蘇山、外輪山で囲まれた地域となっており、周辺に、阿蘇駅、道の駅等の交通アクセス条件がと整っており、国道からの阿蘇登山道路の登り口もあることから観光客が多い地域である。

本地区は県営圃場整備事業により30a区画に整理された基盤整備地区と阿蘇山麓の未整備地区で構成されている。平成17年に営農組合組織を立ち上げ水稲を中心に畜産・施設園芸(トマト)の営農が行われている。

法人の概要

名称 農事組合法人「碧水」 代表理事 竹原忠信
法人設立 平成30年2月28日
出資金 27万円
構成員 26名(理事9名)
専門部会 総務部、生産・販売部、青年女性部
利用権設定面積 【設立時】
66.2ha(農地中間管理機構貸付)
【令和2年度】
65.4ha
経営面積 【設立時】
主食米35ha / 大豆3ha / 麦11ha
飼料用米6ha / wcs9ha / ソバ3ha
【令和2年作】
主食米44ha / 麦16ha / 飼料用作物6.6ha / WCS13ha / ソバ3.6ha

基本構想

1.理念

  • 地域(蔵原)の誰もが主役であり、主体的に考え行動する
    (耕作者、地主だけが、農地を守ることができるのではなく、地域の全ての人の取組みが地域、農地維持に不可欠な人材である。)
  • 地域(蔵原)を愛し、人との協同により思いやりの心を大切にする
    (貴重な人材同士で批判するのではなく、お互いを尊重できる思いやりなど、より地域の愛着が生まれ活性化につながる。)
  • 地域(蔵原)が後世にわたり誇りに思える地域づくりを行う

どこででも、阿蘇蔵原に誇りが持てるような地域としていくため、どのようにしたら地域が良くなるのかを主体的に考え、誇りに思える地域にしていくことが大切である。

また、失われようとしている地域のコミニュテイーを大切にし、周囲から信頼される法人をめざし地域活性化に努めるというコンセプトから、組合員だけの取組みとせずに地域で取組むことが必要であり、課題の解決がしやすい。

2.取り組み期間(1期)

2019年~2029年(10年間)

  1. 短期的な取り組み期間:2019年~2021年(3年間)
  2. 中期的な取り組み期間:2010年~2023年(5年間)
  3. 長期的な取り組み期間:2019年~2029年(10年間)

取り組み方針

ビジョンの実現のために、具体的に取組みの内容や実施する時期を明確にして取り組んでいく。

将来に必要な取り組みを確実に実施していくために、定期的に実施内容を確認し、一つ一つ取り組むことが重要。必要に応じて、取り組む時期など見直すことも必要。

法人設立後の取り組み

  • 共同作業(共同育苗事業など)
  • 担い手・後継者の育成(栽培管理や作業技術の継承、新技術の学習会)
  • 販路拡大(ネットや直売所の活用、イベント参加)
  • 地域活動・交流の促進(収穫祭、地域行事の参加)
  • 新規作物の導入
  • 法人機械・施設の整備 など
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